●建物の用途別種類
- 集合住宅(高層)
- 集合住宅(低層)
- 商業施設(映画館、スーパーなど)
- 観光施設(ホテルなど)
- 政府施設(青年教育スポーツ省、国家銀行など)
- 学校施設(ノートン大学、小学校、専門学校など)
- 宗教施設(寺院など)
●作業
- これらの分布状況を地図にプロットすることで、調査対象地区の分類、性格付けが可能。
- 低層の集合住宅は基本的に建設時期が古いので、建物の残存状況によって対象地区の開発状況が確認できる。
- ノロドム通り沿いに政府、学校施設が集中しているので、これらの分布状況を明らかにする。
- 北側(緑地帯沿い):古い建物が残っている地区
- 南側(ノロドム通り沿い):政府、学校施設が集中している地区
- 東側(トンレサップ側沿い):ホテルなどの観光施設が集中している地区
- 地区の内部:一般的な集合住宅が集中している地区
というふうな分類ができると想定している。
また、このように景観のタイプを分類すると同時にタイプの特徴を抽出し、構成要素についての考察を記述する。
また、このように景観のタイプを分類すると同時にタイプの特徴を抽出し、構成要素についての考察を記述する。
しかし、目的はあくまでもファサードの分類をすることである。建物の用途の分類よりもそれを優先すること。
●形態による分類
- 植栽の有無
- 屋根形状(フラットルーフ、傾斜屋根)
- テラスの有無(改築によるものか、建設当時からなのか明記)
- 増築の有無(セットバックしているか明記)
- テントハウスの有無
●コロニアル様式の定義
- アールデコ?:角地のアール、幾何学的形態、テラスの丸柱などの存在
- 新古典主義:ファサードを形成するオーダー(ピラスター)の存在
●建設時期による分類
- 現代的建築(最近建設されたインターナショナル・スタイル、非コロニアル様式の建築)
- 戦後建築('70年代前後に建設されたもの、様式的な特徴をもつものは明記)
→様式的な特徴を持たないもの、コロニアル様式(アールデコ、新古典主義)に分類
- 戦前建築('40年代前後に建設されたもの、様式的な特徴をもつものを明記)
→コロニアル様式(アールデコ、新古典主義に分類)
これらの指標をまとめて表を作成する。
チェックリストと図面を対応させて、景観構成を分析。
チェックリストと図面を対応させて、景観構成を分析。