オリカスレpart8-651で初出したグレード0~2の《 かげろう》。
全て「オーバーロード」をサポートする能力を保有している。
グレード0のドラゴンナイト セントリーノはファーストヴァンガード用のユニットであり、その自動効果は事実上「ドラゴニック・オーバーロード」専用である。
この効果を使用することにより、ドラゴニック・オーバーロードの起動効果で失うはずのツインドライブ!!が復活し、ヴァンガード時でも使用しやすくなる。単体パワーも19000スタートとなり、パワー9000のグレード2に対し15000のシールドを要求することが可能になるので、リアガードの「ドラゴニック・オーバーロード」に使う場合も有効。
しかしヴァンガード時に1度目のアタックで止められてしまうと、ドラゴンナイト セントリーノ自体を失っている分、このユニットの効果の使用の是非に関わらず、枚数的なアドバンテージが変わっていないことには注意したい。
グレード1のアポカリプス・シードは「オーバーロード」をブーストした時に、カウンターブラストコストを回復する自動能力を持つ。
ただし、条件としてパワー13000以上であることが求められる。ヴァンガードを対象とする時はクロスライドした「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」か「ファントム・ブラスター・オーバーロード」が基本であるが、《かげろう》なら「グレイプショット・ワイバーン」で、「ファントム・ブラスター・オーバーロード」なら「ダークサイド・ペガサス」で条件を満たすことができる。
リアガードを対象とする時はヴァンガードに比べると容易く、トリガーのパワーアップ効果を与えるだけで条件は満たせる。
また「ドラゴニック・オーバーロード」なら、ヴァンガード、リアガード問わず自身の起動効果を使ってしまえば確実にその条件を満たすことが可能となる。起動効果自体にカウンターブラストを使うため、こちらでの使用目的は節約に近い。
しかし、コスト回復のタイミングがバトルフェイズ時のため、メインフェイズにカウンターブラストを使いたい場合は次のターンまで機会を待たなければいけない。「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」のペルソナブラストコストを確保したい時などには便利なので、このユニットのブースト先、カウンターブラストの使い道を検討したい。
グレード2のフィアーウィンド・ワイバーンは、上記2体のユニットをコストとして「オーバーロード」にスペリオルライドする能力を持つ。
カウンターブラストを使わないかわりに不確実だが対象が広くなった「ブレイジングコア・ドラゴン」といったところ。「真紅の情熱 ナハス」や「紅の小獅子 キルフ」と似た特徴で、スペリオルライド素材のユニットの1体がファーストヴァンガードなので、「ブレイジングコア・ドラゴン」よりスペリオルライドのコストを確保しやすい。
「ブレイジングコア・ドラゴン」同様、そもそもこのユニットにライドできなければそのゲームではバニラ同然と言った欠点はあるが、相手のユニットのパワーが低い段階でアタックヒット時に本領を発揮する「オーバーロード」にライドできるという魅力は、ただの1ターン早くグレード3にライドできるスペリオルライドとは一線を画す。
「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」を手札に持っているのならクロスライド目的で「ドラゴニック・オーバーロード」にライドするも良し、ペルソナブラスト目的で「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」にライドするも良しである。相手のリアガードの展開状況や、自身のダメージゾーンの枚数で選択していきたい。
ただし、山札から10枚以内の選択範囲なので、選択肢の余地がない場合もあれば、運が悪ければスペリオルライドに失敗し、コストの支払い損をすることもある。
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