オリカスレpart7-89で初出したグレード3のシャドウパラディン。
「ファントム」と「ブラスター」の二つの名を持つため、サポートカードは豊富。
リミットブレイク能力は、マジェスティ・ロードブラスターに似た永続的な自己強化能力。あちらと違い、有効化するのは自分のターンのみなので注意。
永続能力であるため、ヒールトリガーを引いて無効になってしまう可能性を持っているのはお約束。
本家ファントムブラスター・ドラゴンと違い、まったくコストを必要としない半面、マジェスティ・ロードブラスター同様、ソウルに特定のユニットを要求している。
連携ライドを擁し、比較的容易に条件が満たせる「ブラスター・ダーク」と違い、撃退者の方はソウルに送り込む方法がライドかナイトメア・ペインターしかなく、マジェスティと違って自分でソウルに送ることもできないので、初手で「ブラスター・ダーク・撃退者」を持って来れなければリミットブレイクが使えない盟主といういささか使い勝手の悪いユニットになってしまう。
二つ目の能力は、本家ファントムブラスターと同コストで、クリティカルが上がらなくなった代わりに山札からグレード1以下のユニットを後列に呼んでくる能力。
これでナイトメア・ペインターを呼んでくれば、手札にあるブラスター・ダーク・撃退者をソウルに送り込むことができるが、本来実質的なディスアドバンテージがユニット2枚で済むところを結局3枚にしてしまうので、出来るならば順当ライドしておきたいところ。退却を得意とするクランが相手でもない限り、2回目以降の起動は多くのディスアドバンテージを払ってパワー10000しか得られないため、あまり推奨しない。
「黒翼のソードブレイカー」をコールすれば、シャドウパラディンが持て余しがちなソウルを有効活用しつつディスアドバンテージを軽減することが可能なので好相性。ソードブレイカーのやや低めなパワーも、このユニット自体のパワーが跳ね上がるため気にならない。
また、撃退者を要求する割りにはこのユニット自身は「撃退者」を持っていないので、従来のシャドウパラディンにブラスター・ダーク・撃退者を派遣するようなデッキ構成になるだろう。
総括すると、「ブラスター・ダーク・撃退者」にライドできるか否かがこのユニットを運用する上で重要なファクターとなる。
ライドできれば、シャドウパラディンのグレード3に多い、強大な力の代償として消費する多大なディスアドバンテージを一切払うことなくフィニッシャークラスの力を毎ターン得ることができるため、グレード2以下のマーハやネヴァンで稼いだアドバンテージをそのまま維持して相手にプレッシャーをかけつつ闘うことができる。
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