オリカスレpart8-512で初出したグレード3のアクアフォース。
ヴァンガードが強力な能力を得てフィニッシャーを務める傾向が強いアクアフォースにおいては珍しい、トライスティンガー・ドラゴンの様にリアガードをサポートする能力を与えるブレイクライドを持つ。
相手ヴァンガードにアタックする度に、すべての味方のリアガードのパワーが3000ずつ上昇していく。
このため、バトル回数を稼ぐためにやむなく行われてきた『通らないアタックの無駄撃ち』をほぼなくすことが可能。
持ち味である連続攻撃ギミックを使えば、後のほうにアタックするユニットはフィニッシャーにすら成り得るだけの高パワーを得ることができるだろう。
ディアマンテス互換はエウゲンですら単体パワー11000に達し、バシル・ディアマンテスに至っては単独でクロスライドをアタックした上で後続に繋ぐ事ができるし、ベネディクト互換も殆どパワーを下げずに連続アタックができるので、ダメージトリガー次第だが、相手の手札をかなり削ることができる。仮に相手が既に5ダメージの状態ならば悶絶ものだろう。
注意点として、ヴァンガードのパワー上昇値はブレイクライド共通の+10000のみで、この能力による+3000の恩恵は受けられない。
もっとも、ヴァンガードの後列にいるリアガードはパワーが上がるので、間接的にではあるがヴァンガードのアタックの質も多少は上げることはできる。
アタックしたのがヴァンガードであっても、相手ヴァンガードをアタックすれば能力を誘発させること自体は可能なので、リアガードより先にアタックして少しでも後続のリアガードのアタックの質を上げるか、先にリアガードからアタックしてパワーを上げておき、最後にスタンドトリガーでトドメの一撃を見舞うのか、トリガー構成次第で自由に選ぶことができる。
アタックすればするほど火力が上がっていくので、上記の通り各種位置交換ユニットやベネディクト系列は可能な限り展開しておきたいところである。
そうでなくとも、ブーストを務めるリアガードもパワーアップするので、VRRの順でアタックしても、片方のラインは+12000、もう片方のラインは+18000を上乗せした数値でアタック可能なので、トリガーユニットをコールしてでも、最低限サークルはすべて埋めておきたいところ。
ブレイクライドしたヴァンガードが何番目にアタックしようと、構成次第でトリガーの無駄は消せる上、4回目以降のバトルにも差し支えない最低限のパワーは上がるため、相性が悪いライド先はほぼ存在しない。
精々、肝心のリアガードを呪縛してしまうメイルストロームЯくらいであろう。
また、一種のロマン砲デッキに属する3点止めコバルトウェーブ軸デッキはこのカードと真逆のコンセプトを持つので採用はありえないだろう。
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