■ワンピースの駄目な点

1:寒いギャグ、押し付けがましい喜怒哀楽
明らかに場違いなギャグシーンをところ構わず挿入する。
感動を前面に押し出す割には全体の流れを見ると、話の整合性がなっておらず
ただ「らしいことを言っているだけ」「とりあえず号泣しているだけ」というシーンが多い。

2:本来作品にあるべき区切りがない上、展開が遅い
50巻の長編漫画であるのに、ここで終わってもいい、という区切りが存在しない。
話の進行度合いは、ワンピース発見どころかまだ仲間を集める段階である。

3:設定管理能力の欠如
前振りもなく次々出てくる新技、意味があったのかどうかすら怪しい道力、出るたび定義があやふやになる悪魔の実、設定崩壊のもとになった覇気。
大風呂敷も広げるだけ広げて、一向に畳む気配が見られない。

4:ルフィと不愉快な仲間たちへの肩入れ
敵側に人権が認められず、いくら正論を吐こうと作者によって「非道な発言」にされる。
また、骨折、重傷を負っても主人公側はあっという間に復活し必ず勝利する。
最強主人公を出して一人で喜んでいる様は、オナニー作家の典型例である。

5:作者の主義と世界観の相違
"主人公"が不殺主義であればなんら問題はないのだが、作者自身が不殺主義を掲げているため
この漫画の世界観に必要不可欠であろう緊張感がまるでなく、結果バスターコールのような設定崩壊が発生する。
感動的な演出のほとんどが茶番劇に見える理由はこれである。

6:作中での理屈付けの放棄
勝つ理由がないのに勝つ。生きている理由がないのに生きている。
非戦闘員が急に最強クラスの敵を屠る。崩壊寸前の船がオートクルーズで助けにきてくれる。
などなど、例を挙げれば枚挙に暇がない。 生きているならば、生きているなりの理由が説明されなければならない。
これこそが、ワンピースを小学生以上の鑑賞に耐えない駄作に貶めている原因であると思われる。
世界は全て、主人公たちを中心に回っており、都合のいいよう事が運ぶ。正に、予定調和とご都合主義。
最終更新:2010年07月04日 04:25