【種別】
構造物・世界

【初出】
XVIII巻

【解説】
太古に『久遠の陥穽』に放逐された創造神祭礼の蛇”が、秘法に巻き込まれ共に放逐された最古のフレイムヘイズたちの“存在の力”を使って両界の狭間に作り上げた、この世から両界の狭間の“祭礼の蛇”の本体へと至る道。
神門』はこの道へ行くための入口であり、その外観は大きく長く曲がりくねった管の内面全てが大地に囲まれた天の無い道。その規模にはアラストールすら驚嘆していた。

本来、両界の狭間に距離などという概念は存在せず、“祭礼の蛇”の眠る『久遠の陥穽』に近づく事はできないのだが、そこへと至るための業苦や艱難、不可能という『状況』を創造神の力で無理矢理実体化させ、この世と変わらない環境を保った一つの「世界」として形成していた。
そのため見た目通りに進んでも行程は全く捗らず、“祭礼の蛇”の本体へと繋がる『旗標』を大きな指針に、“祭礼の蛇”と共振できる巫女の先導を小さな指針にして初めて確たる道のりを歩むことが出来た。

入口付近の風景は砂漠同然だが、進むごとに確固たる建造物が現れてきた。これは入り口近くの『詣道』は最初期の不安定な物で、本体に近づくにつれ創造の熟練度が上がり、より完全なものになっているためだった。
そのため、本体近辺こそ『詣道』の実体化と狭間からの隔離はほぼ完璧だが、中途の道は実体化が不完全なところが多々あった。
『詣道』の実体化が不完全なところ、つまり狭間との因果の隔離が不完全な場所では、狭間の中のものが『詣道』内部に現れる事も可能で、劇中では最古のフレイムヘイズの成れの果てたちが色付く影と化して現れた。
最奥部には広大な『祭殿』があり、“祭礼の蛇”は力を切り離した蛇骨となって、そこで眠りについていた。

元々“祭礼の蛇”が復活のために作り上げた仮初の道のため、“祭礼の蛇”本体が復活して『神門』へ遡るにつれて、通り過ぎた後の『詣道』は崩壊して両界の狭間へと戻っていき、最後は完全に消滅した。この空間の収縮運動により、『朧天震』と名付けられた現象が発生した。

【アニメ版】
原作のように周全部が大地なわけではなく、小さな大地が島とそれを繋ぐ橋のように連なり、その周囲は不思議な空間のようになっていた。
領域の不安定さは、通り過ぎた島が消えるなどで表現された。不思議な空間も一応同じ『詣道』であり、両界の狭間とは区別されていた。

【コメント】
☆新世界『無何有鏡』創造のための実験にもなった。
アニメ第3期で登場したが、想像以上に不可思議だったな。
☆↑アレは明らかに原作とデザインが違うから、そりゃ想像と違うよな。おかげでサブラクの不意打ちも、原作の円周全部からが吹き出すのから明らかにスケールダウンしてたな。
☆↑そもそもサブラク自体が、アニメ第2期からスケールダウンしてたからな。
因果の交差路は関係ないな。
☆『オベリスク』や『真宰社』や『天道宮』や『星黎殿』より大規模だったな。
☆[とむらいの鐘]のアシズや[革正団]が『詣道』に絡んでいたら面白そうだったのにな。

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最終更新:2023年12月30日 18:02