【初出】
X巻
【解説】
[
とむらいの鐘]の力の象徴である『
両翼』の左“甲鉄竜”
イルヤンカの誇る攻防一体の自在法。
中世の『
大戦』の時代には、相棒の
メリヒムの『
虹天剣』が「当代最強の攻撃系自在法」と呼ばれたのに対して、「当代最硬の自在法」と謳われていた。
強力無比な防御系自在法として共に名が挙がる『
マグネシア』との比較では、運用の柔軟さの面で優れているとのこと。「防御にも使える刃」と例えられた。
火山の噴煙にも似た鈍色の煙を口や翼、全身から自在に噴出させる。この煙は広範囲の空中に広がって留まり、『
天道宮』の突撃すらも弾く、無類の硬度を持つ障壁となる。
翼などから噴出することで、飛行の加速や空中での動作制御、さらに自分の背後を侵入不可能の領域にした状態での突撃も可能。
応用として先端のみを硬化させることで、無類の硬度を持つ弾頭を後続の煙で加速させた、並の
フレイムヘイズや“
徒”の反射や防御の自在法を使い手ごと打ち砕く強力な噴進弾(=ロケット補助推進弾)にもなる。
最終更新:2024年01月21日 17:36