【初出】
VII巻
【解説】
強大な“
紅世の王”である“
棺の織手”
アシズを首領とし、『
九垓天秤』と称される9人の最高幹部である強大な“王” によって統べられていた、中世当時最大級の“徒”の大集団。
“徒”の共生のために群れを成す他集団とは違い、「同胞に仇を為す
フレイムヘイズを駆逐し、安寧なる世界を作る」という目的を持った戦闘集団であり、中世ヨーロッパにおいて、万を数える“徒”を従える『軍団』として、討滅の道具たるフレイムヘイズたちと戦った。
その名称はアシズ曰く「新しき世に響く、古き理を送る」故のものであった。
16世紀における本拠地は、
ブロッケン山に築かれた要塞。本拠地を欧州に移すまでは、東方で戦ってきた。要塞は幾つもの塔を抱え、山頂にかぶせられた巨大な冠のような形状をしていた。
アシズが唱える『
壮挙』を実現するために
自在法『
都喰らい』を発動し都市
オストローデを『喰らった』ことで、アシズとその配下である『九垓天秤』は強大な存在となり、敵対する“紅世の王”の一派と彼らを討滅しようと集まっていたフレイムヘイズ達を一挙に打ち破り、中世において抜きん出た組織となった。
その力と発生させた『
世界の歪み』の大きさへの恐れから、フレイムヘイズとの契約に踏み込む“王”が増加し、[とむらいの鐘]に対抗するために本来徒党を組まないフレイムヘイズ達が集い
フレイムヘイズ兵団となり、彼らとの『
大戦』に突入した。
18年に及ぶ長い戦争の末、
とある宝具の奪取により戦局は一気に加熱、最終決戦へと臨むこととなった。
その戦い、ブロッケン要塞における決戦にて、[とむらいの鐘]は壊滅した。一部の生き残りは[
仮装舞踏会]に保護されたが、その行方は不明。
【由来・元ネタ】
ドイツ語。綴りは「Töten glocke」。原意は「葬式の鐘」。
最終更新:2024年04月18日 04:29