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【種別】 世界 【初出】 XX巻 【解説】 “[[祭礼の蛇]]”と[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]、そして[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]が『[[大命]]』として[[両界の狭間]]に創造しようとしている、“この世の写し世”たる世界。 どこまでもこの世と同じように存在し、命すら同じように存在しながら、尽きることの無い“[[存在の力]]”に溢れた世界であり、“[[徒>紅世の徒]]”のための楽園になるという。 基本的にはこの世のコピー、あるいは並行世界のようなものであり、存在の力が無限にあることなどを除けば、(誕生時点では)街や人物なども含めこの世とそっくりな世界らしい。 かつて“祭礼の蛇”がこの世に創造しようとして阻止された封界『[[大縛鎖]]』を雛形としている。 秘法『[[久遠の陥穽]]』で放逐され両界の狭間を彷徨っていた“祭礼の蛇”が、その空間の広大さに気づいたことで発案した。 『無何有鏡』を想像し、同時にこの世から“徒”を移住させることで、“徒”に[[フレイムヘイズ]]に抑制されることの無い自由を与えることが“祭礼の蛇”と[仮装舞踏会]の目的。 『無何有鏡』にこの世の“徒”を全て移住させることになるので、この世に“徒”は存在しなくなる。 また、両界の狭間に作られた『無何有鏡』は、“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”とこの世を分かつ障壁となって、“徒”がこの世に[[狭間渡り]]で渡り来ることを不可能にする。 これによってこの世を「誰も喰われず、消えない世界」にし、大切な人達が“徒”に喰らわれる危険を排除し、[[シャナ]]をフレイムヘイズとして戦って消え果てるしかないという宿命から解放することが悠ニの目的である。 “祭礼の蛇”が三千年両界の狭間の経験によれば両界の狭間に『無何有鏡』を創造しても両界や狭間に影響は生じないとのこと。 それでも[[センターヒル]]は、歪みによる[[大災厄]]招来の危険性は変わらないと主張した。 センターヒルによると、人や物を“存在の力”という不安定なものに変換すること自体が歪みを生み出す原因である(“存在の力”を世界の外に持ち出さなくても結果は変わらない)ため、もしも“徒”が人食いなどをした場合はやはり大災厄がいつの日か訪れることになる。 ただし、「尽きることの無い“存在の力”に溢れた世界」がそういった変換無しで“存在の力”が入手できるという意味であるなら、歪みは生じないということになる。双方共に、この世(人間側)においては良い事尽くめであるという事は一致している。 “祭礼の蛇”坂井悠二が『無何有鏡』の創造を宣布したために、[[フレイムヘイズ兵団]]に所属する討ち手たちの多くが自らの存在意義を失って錯乱してしまい、兵団は瓦解。『[[星黎殿]]』を巡る戦いでの決定打ともなった。 創造には、「両界の狭間に繋がる穴を開ける」「『無何有鏡』を創造する」の二段階が必要だったが、歪みが蓄積した[[御崎市>御崎市(みさきし)]]で『[[調律]]』の[[逆転印章>逆転印章(アンチ・シール)]]を用いることで、一段階の作業ですむようになった。 シャナはこの新世界の創造を認めつつも、しかし新世界での“徒”の無制限な放埓を許さないとして、[[マージョリー・ドー]]と[[サーレ]]がヨーハンより託された虎の巻で改変した『[[大命詩篇]]』により「人を喰らえない」という理を『[[大命詩篇]]』の繭に撃ち込むと共にそのことを宣言、同時にバックアップにマージョリーが本命の作戦として改変を加えることで、どう転んでも人間を喰らえずの理が変わらないようにした。 これ自体は本来は時間と量のリミッターを外された『[[零時迷子]]』によりこの世の歪みの総量の力を得た“祭礼の蛇”により容易く覆される物だったが、創造の際に“徒”に対してシャナが(マージョリーという本命を隠すための囮として)“人間を喰らえない”という理を加えることを宣言していたことで、徒が改変された新世界を「そのままでいい」と望み、“祭礼の蛇”も「皆がどこか悲しそうだった」という理由で、マージョリーが改変を加えたバックアップそのままの形で創造してしまった。 そのためフレイムヘイズと“徒”の双方の願いを叶える形となって、『無何有鏡』は人を喰らえない世界として創造される。 【由来・元ネタ】 現代では桃源郷としてイメージされる地名「ザナドゥ(Xanadu)」。 由来は、元帝国の都「上都(Shangdu)」。 「無何有(むかう)」とは、「何か有るか、何もない」という意味。作為がなく自然なこと、場所を表す。 「無何有郷(むかうきょう)」は荘子が語った理想郷で、形あるもののない世界であるという。 「郷」を「鏡」に置き換えているのは、“この世の写し世”としての属性を強調するためと思われる。 【コメント】 ☆『無何有鏡』創造が実現したら、その後に[[フレイムヘイズ]]と契約を解除するだろう“[[紅世の王]]”達も帰れなくなりそうだ。 ☆↑創造後にこの世から移動、“紅世”から狭間渡りの際に、先に到着するという状況から、『無何有鏡』を経由して“紅世”に帰れるかと思われる。 ☆「郷」の字を変えてるのは、“[[戯睡郷>メア]]”と字面がかぶるのを避けたかったからかも。 ☆↑なんかの自在法にあるならまだしもそれは真名だかたなぁ…。まだ写しの意味を強調するって考えた方が納得いく。 ☆同じ組織内でも、“[[千変>シュドナイ]]”と“[[千征令>オルゴン]]”みたいに同じ字が使われてるし、字のかぶりは気にしてないんじゃないかと。 ☆XXI巻で“祭礼の蛇”坂井悠二は、『無何有鏡』は『大縛鎖』とは比べ物にならない規模だと[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と[[田中栄太>田中栄太(たなかえいた)]]に告げている。 ☆まさか『無何有鏡』が人間を喰らえないという条件付きで創造が成功するとは思わなかったな。 -☆敵組織が、多少の改変を受け入れたとはいえ、最終目標を達成しての終幕。“徒”とフレイムヘイズの間で勝敗を付けるなら、“徒”に軍配を上げざるを得ない。 +☆敵勢力が、多少の改変を受け入れたとはいえ、最終目標を達成しての終幕。“徒”とフレイムヘイズの間で勝敗を付けるなら、“徒”に軍配を上げざるを得ない。 ☆[[アニメ第3期]]で創造された。
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