フーシャング(Hōšang, Hōšyang)

 アヴェスターにおけるハオシュヤンハ(Haošyaŋha。アナーヒターに家畜を捧げ、王になった人物)。

 カユーマルスの孫、スィヤーマクの息子。
 祖父王カユーマルスとともに父の復讐を果たしたフーシャングは、その後王座に就いた。
 彼は「七つの国の王」であると宣言し、神の名のもとに世界を支配した。

 フーシャングは「鍛治」の創始者であり、世界ではじめて鉱石を発見し、鉄を鋳造し、鉄器を造った。
また、配水工事もおこなって荒野を潤した。
ついでに農耕も開始した。
おまけに大蛇を退治しようとして火打石も見つけ、火を礼拝の対象と定めたのも彼である。
その上野生動物を飼い馴らして家畜まで人々に教えた。
そして毛皮を与えた。

 フーシャングの治世は40年間続いた。

 息子はタフムーラスである。

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最終更新:2005年03月21日 23:56