ルシファー

神に背いて戦を起こし、敗北して堕天して地獄の王となった。
6666億人いると言われる全悪魔の総帥であり、地獄軍の大総統、地獄の大判官でもある。

堕天した最高の熾天使

もともとルシファーは、ラテン語で『炎を呼ぶ者』『光を運ぶもの』あるいは『暁の子』『暁の星』意味があり、彼自身もその名にふさわしい、美しい熾天使の長であり力天使司令官でもあった。
通常天使はどんなものでも羽は6枚以上を持つ事は許されなかったが、ルシファーだけは、特例として12枚の羽を持つことができた、最も神に近い天使であった。
彼が何故堕天したのかについては様々な逸話があり、神が天使よりも人間に愛を注いだため、嫉妬から半旗を翻したとも、神に最も近い力を持つが故の高慢さから、神の座を奪い取ろうとして失敗したからともいわれる。


天界からの追放

戦の後、神に敗北したルシファーやその一派達は、天界から追放される。
この時、天界から『氷結地獄(コキュートス)』とも呼ばれる氷に閉ざされた場所に突き落とされた。
すぐに天界に戻ろうとしたが、体が地面に凍り付いて動けず、ルシファーはそこに張り付けになった。
動く事が叶わないと分かり、ルシファーは仕方なくその場に堕天使たちや悪魔を呼び込んで拠点をつくり、それが地獄となった。

また、ダンテの描いた9階層ある地獄でも最下層の『反逆地獄』で、ルシファーが氷づけとなっているとされている。


参考サイト

怪物森羅万象
http://homepage3.nifty.com/onion/monster/lucifer.htm
wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC

参考文献

PHP社 「天使」と「悪魔」がよくわかる本 吉永進一

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最終更新:2010年04月20日 00:37